公家シンジさんというナンパ師について知ってること

目次

センセーショナルだったシンジさんのブログ

「クラトロさん海外ナンパツアーしない?」

渋谷の居酒屋で公家シンジさんが不敵に笑った。

以前にも書いたけど、2010年。彼のナンパブログをはてぶで見た時には衝撃を受けた。
こんな文章を書くナンパ師が存在するとは夢にも思わなかった。その分析の鋭さと文章力で一気にファンになった。私がはてなダイアリーでブログを始めたのも言わずもがな彼の影響である。それでも「この人は頭でっかちの理論派で半分想像で書いてるのでは?」という懐疑的な見方もしていた。しかし彼が顔を出すというUSTを見た時に懐疑的な部分は華麗にぶっ壊された。シンジさんからは独特の良いオーラが出ていた。

彼は1番会ってみたいナンパ師だったけど、自分が誘ったらダメだ、認められる必要があると思い自分から合流打診をしなかった。彼の後追いみたいな形で2010年に始めたこのブログもはてぶでバズったり、Twitterでフォロワーが増えたりして気づけば私もある程度、名の通ったナンパ師になっていた。彼がいなければこんな風にナンパのアウトプットをしなかったかもしれない。

そういう意味ではとても感謝してる。シンジさんは「クラトロさんはいつの間にナンパシーンにいた」と言っていた。お互い約2年近くTwitter上のみで認識し合っていたが、2012年に彼から「会いましょう」という連絡を貰った。とても嬉しかったのを覚えてる。既に動画で見ていたけど、実物の彼はさらに魅力的だった。頭が良くて観察眼があり、それでいて憎めない笑顔をする。ナンパも少しだけ見たけど「この人はこんな簡単に笑いを取るのか!」と感動した。今思うと声芸と顔芸だけなわけだけど。

そして海外ナンパツアーへ

そのあと彼とは、私がシンガポールに行くまでの1年で数回USTをした。UST以外で飲み行ったり遊んだりしなかったので、まだ彼個人のことはほとんど知らなかった。そして私がシンガポールに住んでいたりして、1年半ぶりぐらいに会って渋谷の居酒屋に行った時に冒頭の言葉である。彼は既に九州と台湾でナンパツアーをしていたけど、相変わらず発想がおもしろいなと思った。それもクラウドファウンディングで投資を募ろうとか言っている。日本のナンパ師が海外にナンパツアーに行く。そして投資も受けると。最高にイカれてる。のらない手はなかった。

それから2015年に彼と3回のナンパツアーを経験した。香港、パタヤ、ロサンゼルス。正直言って海外ナンパツアーをここまでやり切る日本人ナンパ師は当分出てこないだろう。香港でのシンジさんはすごかった。彼はランカイフォンという六本木のような街を練り歩いている間に男女問わず人気者になり、あげくJason Deruloのような強そうな外人ナンパ師から「シンジー!!」と遠くから呼ばれるほど仲良くなってた。

グループの中にツッこんでいっても、なぜか嫌がられず周りの空気を変える男だった。これが彼の真骨頂である。私には今まで出会った中で3人の尊敬するナンパ師いる。1人はClubお餅の鬼。1人はモテの鬼。そしてシンジさんはグループセオリーの鬼だった。複数人が関わる状況でこそ力を発揮する。彼のことをLAのナンパ師に話す時はいつも「ジャパニーズ・ミステリー」だと紹介していた。

話をツアーに戻す。パタヤではカオスツアーと銘打ったように彼自身もカオスだった。サティアンに召喚した愛嬌のある可愛いタイ人に浴衣を着させて喜んでると思ったら、彼女の目の前で(彼曰く)土人のような女を部屋に連れ込んでおセックスをした。私はその行為を不誠実だと糾弾したが彼は翌朝プールサイドで「あんな土人みたいの抱いたの初めてだった」と呟いた。想像以上にヤバイ人だった。そして野良犬に噛まれ狂犬病の疑いがあり病院に行って注射も打たれた。彼自身が常にカオスを体現し続けていたツアー。

LAPUAツアーでの彼は2つある。実はツアー中盤までは彼の持っている良さが全く出ていなかった。必要以上にLAや白人というものに対してリスペクトするあまり縮こまっていたのかもしれない。参加者からAFCっぽいと言われる有様だった。何かを思い出したのか、私の叱咤が効いたのか中盤から彼本来の動きを取り戻した。時にぬいぐりみ取り出して和んだり、時に黒人のお母さんを抱こうとしたり、イキイキしていた。最後のツアー目的地となったLAは私主導で決めさせてもらった。公家シンジという日本屈指のPUAと一緒に、アメリカというナンパの聖地であろう場所で戦ってみたかったからだ。

ナニワのジャパニーズ・ミステリー

ぶっちゃけ彼のナンパはほとんど海外でしか見ていないし、ナンパツアーでもずっと一緒にいるわけではない。彼のナンパについては私よりは上手いだろうとかそのレベルでしか知らない。しかし「The game」でスタイルがミステリーを評しているように「人や物事から本質を読み取って場を支配する」ことには明確に長けている。盛り上げ上手とか、空気を読むとか、話がおもしろいとかそういった類の言葉では表現できない。それがシンジさんの対女性関係、いや対人関係の強みだと思うし、彼の魅力の1つであることは間違いない。

シンジさんとは不思議な関係だ。彼には私のように彼に魅せられたお弟子さんや執事がいるみたいだけど、私はナンパ講習の生徒でもないし、ほとんど対等な目線で接している。ただ1つ言えることは3回の海外ナンパツアーを通して、時に良いアニキであり、時に頼りない弟のような彼と良い友達になれて良かった。やっぱり人生は何があるかわからない。2010年に「こいつやばい!!」と思いながらシンジさんのブログを読んでた私に「数年後その彼と一緒に海外ナンパツアーして良い友達になってるよ」って言っても絶対信じないだろう。笑。

今週末はシンジさんとの合同セミナーで大阪で会う。2015年は香港、パタヤ、LA、台北、熊本、東京で会ったが彼の地元・大阪で会うのは初めてで感慨深い。案内してもらおう。彼の3年半に渡るナンパ講習の知見をもとにしたセミナーは必見です。一度同セミナーを聞かせてもらいましたが、やはり着眼点が鋭く、ナンパにまつわるベースの部分が完璧に網羅されています。21日(土)はシンジさんと私にお目にかかりましょう。また28日(土)では福岡で行います。こちらもぜひどうぞ。

お申込みは下記サイトから。

公家・クラトロセミナー@大阪 – パスマーケット
公家・クラトロセミナー@福岡 – パスマーケット

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