社畜という言葉が一般的に浸透して久しいです。wikipediaを見ると下記のように書いてあります。
主に日本で、社員として勤めている会社に飼い慣らされてしまい自分の意思と良心を放棄し奴隷（家畜）と化したサラリーマン、OLの状態を揶揄したものである。
私は新卒入社で約1年、勤め人(会社員:リスペクトこれからの「カネと女」の話をしよう。)経験のある豪商です。しかし、社畜という言葉に今まで一度も同意したことはありません。勤め人には下記のメリットがあります。
・交通費が支給される(外人に言うと驚かれる)
・セミナーや書籍など経費で切れる
・人によっては色々ガッツリ経費で切れる
・ローンの時などの社会的な信用
・福利厚生がある
・会社が社会保険の半分を負担してくれる
・ボーナスがある(多くの場合業績に関係なく)
・退職金がある
まだまだあると思うけど、これだけ手厚く面倒見てくれる飼い主なら飼い慣らされたっていいじゃないですか。世の中、金を稼ぐ能力のある人ばかりではありません。仮に明日から誰にも雇用されずに自力で金を稼いで生活しなくてはいけなくなった時に、自身の生活費だけでも稼げる人が世の中にどれほどいるでしょうか？月の最低限の生活費10,20万円を稼げる人がいるでしょうか？
少なからず現状の給与より稼ぐ人はいるでしょうけど、大多数は最低限の生活費すら賄えずゲームオーバーでしょう。自らの力で生活費も稼げない人間たちを雇い、業績が良かろうが悪かろうが毎月生活費には足りるであろう給料をくれ、賞与もくれ、交通費などの経費や保険料も負担してくれる。勤め人はとにかく恵まれていると思うんですよ。肌感覚ですが日本国のシステムは諸外国と比較して、豪商より勤め人に優遇された仕組みになっているように思います。
一方、豪商は会社の金＝自分の金ですので、保険料や税金も企業として、また個人として納めなくてはなりません。事業に調子がいい時もあれば、悪い時もある。仮に儲かっても役員報酬の制約が大きい。病気や事故で仕事が長期間できなくなれば詰む人も多いでしょう。運よく企業として数年ほど事業を続けてきた豪商の私だって3年、5年先はどうなっているかわかりません。
社畜という言葉は大きな誤りで、むしろ勤め人という恵まれた境遇への驕りでしょう(断言)
社畜ではない勤め人を飼いならしているものは何か？
会社以上に勤め人を飼いならしているものが1つだけあります。それが税金です。
こちらのサイトを参考にしてみて下さい。
アラサー男性の勤め人の平均額面年収が大体400万ぐらいだと思うのですが、こちらのサイトをもとに試算すると所得税と住民税で約7%天引きされているそうです。これで約30万円/年。え？なに？所得あるとなんで税金持ってかれなきゃいけないの？住民税払ってなんか町が住みやすくなるの？バカなの？死ぬの？
約30万円/年と言えばかなりの大金です。1回10万として休暇のたびに海外旅行に行けるレベルです。こんなことがまかり通っているにも関わらず、なぜ税蓄が認識されないかといいますと、それは税金が給料から天引きされているからです。私はこの悪しき習慣は絶対にやめたほうがいいと思っています。これは静かなるカツアゲです。なぜなら天引きされていると金額の大きさに気づけないからです。
私は毎年個人として法人として、小さくない額の住民税を払っています。働き始めてから住民票を一度も移していないので数年、自分の街に税金を納めていますが、私の生活は便利になったでしょうか。ないんだな、これが。
豪商になって1番痛感したことは、とにかく税金が高すぎることです。法人として税金を払い、また個人としても税金を払う。経営者の私にとっては会社の金も自分の金という認識ですから、人一倍年貢を納めてる気分です。
なぜ税金が高過ぎると認識できたかと言うと、企業としても個人としても自ら振り込んだり、支払う必要があるものが多く「なんでこんな税金高いんだ！」と感じたわけです。確かに勤め人時代は、額面がこれで手取りがこれね。あ、ふーんとしか思いませんでした。額面の金額が振り込まれるわけではない、ただの「数字」に過ぎないからです。
そして私は豪商になり税金が高すぎる、税負担ばかりが増えてもオツリのない日本社会の現状を嘆き、税金の使い道、つまり政治への不満をタラタラと酒を飲みながらグダグダとくだをまくわけです。それを聞かされる勤め人の友人はふーん顔です。天引きされるから税金の負担の大きさに気づかないわけです。
そんな友人も今では立派な豪商になり「市役所のやつぶっこ◯す！テメーらが頭下げて税金貰いに家に来い！」などと息巻いてるわけです。こっち側にやっと来てくれたね(ﾆｯｺﾘ
台北在住の私は、日本にいないんだし住民税払う必要なくね？とこの豪商、お抱えの税理士・ソウルに相談をしてみる。
それでいて数年前には、海外暮らしからはるばる帰国すると住民票を置いてる街の役所が建て替えられてたりするわけですわ。ふざけんなよ、あと50年ぐらい使っておけよ。ファッキン住民税ってなるわけですよ。住民税の怒りがこみ上げすぎて住民税のウエイトがかなり大きくなってしまった(笑)
先のサイトを参考にすると所得税も約10万円/年です。年収400万っていっても中流も中流。特別贅沢できるわけではありません。そんな中流から約10万円/年も静かなるカツアゲしてくるわけですからハンパないですよ。
社会保険も年収400万で約60万円/年です。勤め人の場合は、社会保険料の半分が会社が負担してくれるので有り難いですね。誰だ？社畜とか言ってるバカは？豪商は先も言いましたように会社の金＝私の金なので全負担感覚Dreamerって感じです。
しかし、健康保険と言ってもコンタクトの眼科ぐらいしか用はありません。時々体調悪いなーなんて医者行けばジッジ、バッバの長蛇の列。なんで保険料優遇されてる老害のあとに、彼らのツケ払ってる我々若人が並ばなくてはいけないのか。みなさん周知でしょうが、年金なんてもうどうなるかわかったもんじゃありません。
さらには防衛費ガーとか公共事業ガーとか言って2年後には消費税10％でーす！！シクヨロー！ちなみに日本国は多額の負債抱えてまーす(ﾃﾍﾍﾟﾛとか言ってるわけでしょ？おいおい、ふざけてるのかな？永田町を動かしてるのは金を使わないと落ち着かない浪費癖のメンヘラ風俗嬢の集まりなのでしょうか？マリオコスプ野郎レしね。
消費税も悪質なカツアゲです。8%が10%になるだけでしょ、ふーんとしか思ってないから増税を公言している自民党を多くの人が選ぶわけですよね。だけど考えてみて下さい。人によるでしょうが多くの人が毎年数百万の消費をしているわけです。
ということは、消費税だけで年間数十万。仮に1年間の支出を算出して、支出額の8%を一括で数十万支払うとしたら大体の人がマジ払いたくねーと思うのではないでしょうか。つい30年前には必要のなかった支出が現在では数十万円上乗せされているんです。
税畜であることを認識して行動を起こそう
大変申し訳ありませんが、ここまで書いてきたものは、あくまで個人的な不満です。しかし、私がこの不満に気づいたきっかけになったのは豪商になって自らの手で税金を支払ってきたからです。勤め人も豪商も税金に縛られた税畜であることに変わりありません。しかし私は豪商になって自分が税畜であり、国や地方自治体にカツアゲをされてると強く実感しました。
会社が勤め人の給料から税金や保険を天引きではなく、自分で払うシステムにするのが理想ですが現実的ではありません。であれば、勤め人の方々は今一度、自身が天引きされている金額を算出してみるべきです。1ヶ月単位、1年単位、勤め人を始めてから今まで…。いかにカツアゲされてたか気づけるでしょう。
社畜ｶﾞｰ社畜ｶﾞｰと言って現状の不満を会社に向けていたら、カツアゲしている側の思うツボです。会社は悪い飼い主ではありません。本当はもっと巨大で悪質な国という飼い主がいるんです。むしろ社畜ｶﾞｰと会社に不満を向ける現状は、カツアゲ側の思うつぼです。
Uberの記事もそうですが、エロイおっさんの私がﾜｰﾜｰ言ってても始まりません。
現実には税畜であると気づいていない若者世代の投票率は低いです。この静かなるカツアゲは国まるごとの策略で、我々は飼いならされた税の豚です。
勤め人は社畜ではありません。税畜です。一刻も早く目を覚まして下さい。
天引きによって静かにカツアゲされている金額をよく考えた方がいい。会社は悪い飼い主じゃない。静かなるカツアゲをキメてくる悪い飼い主は日本国だ。少しでも血税が生かされる世の中にするために政治に参加しよう。
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